習慣
一週間は長いようで短い、短いようで長い、先々週の土曜日は山形県酒田市の海沿いにある「株式会社グリーンシステム」という会社の倉庫にいた。
なぜそこにいたかというと、DO IT 2016というイベントに参加していたからです。
このイベントが行われたグリーンシステムという会社の会長さんの娘さんがテニスコーツのさやさんだということ、地元のボランティアスタッフが設営し会場を彩ったこと、日本各地の熱いバンドをここに集めるということ、全てが手作りだった。
例えるならばおにぎり。お母さんがまだ誰も起きてこない早朝に握るおにぎりのようなイベントでした。
僕は、イベントが練り上げられまとまり、中に埋め込まれたダイナマイトがボン!と爆発して飛び散った破片がもたらす光と熱の乱反射を見て「うぉ〜キレーあっちーー」ってバカみたいな叫び声を発するだけの観覧者のひとりだったけど。
でもなにもないそこに手作りのライブハウスがあり、血が通っているイベントと音楽があり、ある種のショックを受け唖然とする自分が立っていたということも奇跡ではあるのだが。
なうでイケイケのバンドだったり、ローカルで生活する(いきる)バンクスだったり、いろんな人間がいたよ。
いろんな人間が熱を発していた、メンバーが抜けて二人や三人になってるバンドもいた。
この二人や三人になってるバンドがね、とっても綺麗だった。メンバー抜けたのに、抜けたから?わからんけど、とにかく命を燃やしていた、確実に生きていた。
そんなの見せられたらさあ、ゴミみたいな生活してたってうずうずぐるぐるガチャガチャなるんだよね、こころがね。
とにかく綺麗だったよ。ライブ終わった後声はかけられなかったな、声かけたかったけど。
パソコンやオーディオから音楽を流すのが習慣になって、お家のドアを開けなくてもいつでも会いに行けるけど。
目の前で血が流れたり、よだれや汗が顔にかかったりしたら、すっげえリアルだよね。
そういう話でした。